別に横浜アリーナで家電メーカーの展示即売会があったわけではない。その昔、かれこれ二十数年前のことだ。当時、「マイブーム」という言い方はなかったと思うが、NHKが衛星放送の目玉番組で中継していたアメリカのプロバスケットボールリーグ「NBA」観戦が、私のマイブームだった。
日本ではまだまだマニアックな世界だった「NBA」も、衛星放送の普及と、何よりも1992年のバルセルナオリンピックで一躍脚光を浴びることとなる。そう、所謂「ドリームチーム」、NBAのスーパースター軍団で構成するアメリカナショナルチームの結成だ。 そして、その中で一際目立ってプロ魂を発揮していたのが、当時、フィラデルフィア・セブンティシクサーズのフランチャイズビルダー、「空飛ぶ冷蔵庫」ことチャールズバークレーだった。 「NBA」について語り始めたらきりがないほど、スポーツ観戦マニアとしては勿論、職業観にまで、実に大きな影響を受けた。特にマイケルジョーダンのプロ意識は‥‥。などと話していると本当にきりがないので、「NBA」の話しはまた機会を改めて。今回は何とか冷蔵庫と料理の話しまでは持っていきたい。 チャールズバークレーが何故「空飛ぶ冷蔵庫」と呼ばれたのかは容易に判る。デカイのにゴール下での空中戦に滅法強いからだ。リバウンド部門では当時ピストンズにいたデニスロッドマンといい勝負をしていた。ロッドマンはディフェンスのスペシャリストだが、バークレーは得点能力も高かった。 差詰め「冷蔵庫」が地響きをあげてジャンプし、腹から茶色のスイカを、底の抜けた籠の中にポコポコ吐き出していた、というところだろうか。
by kadensho
| 2006-02-21 11:44
| NBAと冷蔵庫
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